中性子星とは、ほとんど中性子から成る物体をいいます。 観測事実から、ほとんど中性子から成る物体は 中性子又は中性子を含む複合粒子(すなわち、中性子を含む原子核)です。 このうち中性子は単独では不安定で陽子に崩壊します。 一方、原子核は周期表に載っているものが安定で、 核子数については数百で上限になります。 核子数がそれを超えると、 原子核は不安定ですぐに崩壊してしまい、 安定な原子核(例えば陽子)になると予想されます。 したがって、アボガドロ数程度の中性子を含む物体(すなわち、中性子星)は きわめて不安定ですぐに崩壊してしまうでしょう。 つまり、宇宙のどこかで中性子星が誕生しても たちまち核分裂等によって雲散霧消してしまうでしょう。 それが常識というものです。 天体望遠鏡による観測では中性子星を見つけることはできないと断言できます。 なぜなら、中性子星は中性子又は中性子を含む原子核であるからです。(1999.12.3)
参考資料:下図は安定した原子核の中性子数と陽子数の分布を示す図です。

制作:須田隆良 (Last updated 2001/9/27)